高学年の男の子が書いた作文です。
元気な男の子です。
やんちゃな男の子です。
あるいは荒れの中心メンバーの一人に数えられた男の子です。
でも
進級した春
この子は、
「どんなクラスにしたいか」
「なぜそんなクラスにしたいのか」
という作文の中で
こう書きました。
「人生でいちばんかなしかったことは
○○○○と同じクラスになったことです。」
○○○○に入ったのは、別の男の子の名前でした。
学級崩壊
恐ろしい言葉です。
教師なら
「自分が担任する学級が崩壊したらどうしよう・・・」
という恐れを
誰だって抱くのではないでしょうか。
でも
学級崩壊で傷つくのは教師だけではありません。
そこで成立した
教師ですら太刀打ちできない
圧倒的に強固な弱肉強食の世界は
そこで過ごす子ども達にも、色濃く影響を及ぼすのです。
私達教師は
<被害者>
となる子ども達の存在を
決して忘れてはならないのだと思います。