授業者の落書き

「先生」という仕事で頑張りたい!

⑭「問題児」は誰?~学級崩壊を作るのは~

「問題児」

学校現場で長く使われてきた言葉です。

キツイ言い方です。

「問題」のある「児童」

なんだか救いようのない言い方です。

学校現場で長く使われてきた言葉ですが、危険なレッテル貼りかもしれません。

一体、いつ頃から、こんな言葉ができたのでしょう?

 

「問題児」

「問題」のある「児童」

でもこの「児童」は、何も「子ども」に限らないようです。

「問題児」は誰?

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例えば

学級崩壊ということを考えた場合

「問題児」の「児童」とは

「幼稚な大人」

あるいは

「ある部分で幼稚さを感じさせる大人」

もありうるのではないでしょうか。

 

「幼稚な大人」

あるいは

「ある部分で幼稚さを感じさせる大人」

・・・勿論、悪くありません。

「少年のような、少女のような、純粋さやあどけなさ、感性をもつ大人」

って、とても素敵な存在だと思います。

「大人」になった誰にだって、ちょっとは当てはまる部分があるはずです。

そんな大人が「先生」だからこそ、より育まれる子ども達もいるはずです。

でも、

学級崩壊の場面では危険です。

荒れを生み出しやすいような要素が詰まった教室では危険です。

教師の「幼稚さ」は、善意で受け入れられません。

悪意で付け込まれることすらあるかもしれません。

勿論、

「自分は大人だ」

「大人の言うことは聞くものだ」

なんていう一方的で偏狭な理屈を言動に示すなんていうのはもっての外です。

 

教師が存在しない教室はありません。

だとすれば、

学級が荒れてしまった要因の一つとして、教師を外すわけにはいきません。

辛いことです。

苦しいことです。

悲しいことです。

でも、教師が自らを省みることなしに、それを改めていくことなどできないのではないでしょうか。

「お前達(児童)が悪いから、お前達を修正してやる!」

なんて、更なる荒れにしかつながらないのです。