「先生」の元に届いた
「元教え子」の女の子から届いた手紙
そこに書かれていたのは
「だんだん元気がなくなってきた」
ということでした。
この女の子が
進級した教室で受けていた授業には
「荒れ」の景色がありました。
教師に露骨に反抗するような「荒れ」ではありません。
でも、
この女の子から見て
明らかな脱線
あるいは授業妨害
だったのでしょう。
「真面目に頑張る子」
「真面目に頑張ろうとする子」
そんな子が頑張れない
それどころか
頑張る気力すら奪われていく。
こんなことがあるのなら、
進級後の担任の先生の責任は重大です。
私達教員が
子ども達にとっての<教師>としてその前に立つ時
最も優先して守らなければならないものは何か
もう何十年も前の教育書にも書かれていたことです。
まず
子ども達の生きる気力
です。
そして、
その上での
様々な生きる知恵や術
です。
勿論、
様々な生きる知恵や術を習得させていくのは
簡単なことではありません。
でも、私達<教師>は、その習得を目指して、日々、仕事をしています。
ただ
その過程で
絶対に忘れてはならないのは
最低限
子ども達の生きる気力を奪っていくような仕事
はしてはいけない
ということです。
スキの多いだらけた授業で子どもの気力を奪う。
一方的に厳格で苦しい授業で子どもの気力を奪う。
大儀名分は
子どもに知恵や術を授けるため・・・
こんなことは
厳に避けなけらばならないと、
自戒を込めて思います。
皆さんは、いかがでしょうか。