教師の問いかけに対し
<答えない>を選択した子ども達
その子ども達を授業に巻き込むために行った
「全員起立!」の指示
そして、改めて行う教師の問いかけ
多少の荒れが見られるクラスなら
多くの場合、この<改めて行う>問いかけには
さすがに子ども達が答えて
事態は収束
ということなのですが、
更に子ども達が示したのは
教師の問いかけに対し
<でたらめな答えを言う>を選択するという事実
さて、
どうする!?
ここまでが
㉚「ここで教師が貫きたいもの」までで描いた漫画の場面です。
これはまさに「戦い」なのです。
今後の授業が成立するか否かの分かれ目なのです。
今回の漫画では
「子どもの荒れ」に対し
大人として教師として
どこまでも
「丁寧に対応する」
「平然と軽やかに対応する」
「真っ当な答え以外は受け付けない」
姿を描きました。
これが「教師が貫きたいもの」です。
そして、これもポイントなのですが
瞬時の判断で、回答を求めた相手として
受け答えの際に「です」をつけた子どもをまず選択し
その子に近づきながら確認する姿も描きました。
「変えやすいところから変えていく」
「笑顔で軽やかでありながら、立ち位置と目線で圧をかけていく」
これが、「子どもの荒れ」対応のポイントであり
教師が意識して実現したいテクニックでもあるわけです。
(「荒れ」対応が下手な先生は、
いきなり最も難しい相手にぶつかっていきます。
そして、
黒板前の立ち位置から子どもを怒鳴りつけるようなことをします。
これでは「荒れ」は収束しません。
仮にその場がシィ~ンとなったとしても、
「荒れ」自体は加速し、
様々な場面に転嫁していくこともあります。
相手が子どもと思うと、ついやってしまいがちですが
自戒を込めて気を付けなければいけないと思います。)