学級が荒れる。
教師があれこれの工夫をして授業をしているのに
なお学級が荒れる。
授業が成り立たない。
暴言
エスケープ
あらゆる反抗的な行為が示される。
空き時間の教師がヘルプに入る。
最低でも担任とヘルプの2人
多い時は更に増えて一つの教室に3人もの教師が入る。
でも、
そんな授業でも
教室は騒然としていて
ところどころで子ども達が脱落を始める。
ヘルプが手薄になった途端
トラブルや教室離脱が発生する。
私は、
幾度となく、
そんな教室のヘルプに入ったことがあります。
が、
年度が変わる。
学年の教師の顔ぶれも一新される。
すると
あんなに荒れていた子ども達が
まるで嘘のように
授業に参加している。
その後の一年間、ただの一度も教室離脱などもなく
ヘルプが入ることもない。
こんな事実もまた、目の当たりにしてきました。
<基本が大事>
万事に言われることですが
授業もまた例外ではないのです。
<基本>がしっかりすればする程
荒れの可能性は減少していきます。
勿論、子どもが示す多様性を思えば、
0になることはないでしょう。
でも、限りなく0に近づいていきます。
<基本が大事>
何度繰り返してもいいくらい、
大事なことだと思います。
漫画に出てくる先生には
この<基本>が不十分でした。
<基本>は土台です。
土台がゆるければ
建造物など建てようがないのです。
仮に建ったとしても
微かな刺激で揺らいでいくのです。
教師になったらまず
<基本>を学びましょう。
荒れの兆候を感じたら
<基本>を確認しましょう。
ちなみに、私は、出勤前に必ずその時間を取ります。
私が、腹の底から実感した、有効な<基本>を見直します。
年間200回の出勤があったら
少なく見積もっても195回は、そうしていると思います。
だからでしょう。
お陰様で、この春にも
子ども達とよい別れができたと思います。
できました
と言えないのは
それでもなお、足りない部分への惧れがあるからです。
私もまだまだ学び続けます。